いつものように黙々と読書

一緒に居ても会話と言える程の会話もない

彼の周りだけが違う世界に見えた。



















ヤキモチ


























「ねぇ、フェイタンってば!」
「・・・・・・・・。」
「聞こえてますかー?」
「・・・・・・・・。」

また今日もいつもと何ら変わりのない反応
フェイタンが本を読み出したら相当な興味を引く内容じゃない限りは反応はしない。
分かってはいるけど、これでも一応・・・・付き合ってるんだよね?
私達・・・・・。

「お!またフェイタンに構ってもらえなくて凹んでんのか?」
「フィンクス!」
「アイツなんかやめて俺にしとけばいいのによ・・・。」
「わははは!本当にそうだよね。」
「俺だったら寂しい想いはさせねーぞ?」
「あーあ、フィンクスがフェイタンだったら良かったのになぁ・・・。」

他の男とこんな会話を横でしていてもフェイタンは顔色一つ変わらない。
ただ黙々と本を読み続けるだけ・・・。

、ヒマなんだろ?」
「・・・・まぁね。」

彼氏が横に居るっていうのに有り得ない答え

「見ての通りアイツは自分の世界だな・・・。」
「そ・・・だね?」
「少し出るか?」




―――プルルルルル・・・・プルルルルル・・・・・




「 団長からお呼びだ。」
「やった!ヒマ潰しに暴れるか!」
「・・・・いや・・・とフェイタンは待機だ・・・・。」


フェイタンと二人っきり・・・・
普通の恋人同士なら大喜びのこんな場面も相手にされない私にとっては微妙だったり。
何とかこの場を盛り上げなくちゃ・・・。



「 ! ! ! 」



フェイタンの駿足移動
背後から羽交い絞めにされる私。





「な・・・な、に・・・?」

「お前、さきフィンクスと何言てた?」
「え?」
「お前フィンクスと出掛ける言てたね。」
「あ、あれは・・・――― んぐぐぐ・・・! ! ! ! ! 」



「な、ななな何でキス?」

「・・・・・・・・・・・・・。」

「何故に突然の接吻 ? ? 」

「・・・・・・・・・・・・・。」

内心、不覚にもフェイタンからの突然のキスに喜んじゃってるし・・・。

「や・・・」
「や?」
「少しだけ・・・ヤキ・・・モ・・・チ・・・焼いた・・・ね、ワタシ・・・。」
「嘘ッッ ? ! ? ! 」
「・・・・・同じこと言いたくないね。」

嘘でしょ ? ? 今、私の目の前にいるのは誰?
相当なことが無い限り反応しないフェイタンが・・・・よ?
耳まで真っ赤に染めちゃって
“ ヤキモチ ” なんて嘘でしょ ? ?

「・・・照れてる。」
「ウルサイね。」
「カワイイ。」
「少し黙るといいね。」
「顔、真っ赤・・・・。」
「まだ言うか?」


「あっ・・・んん・・・。」

今度のキスは情熱的でとろけるような熱いキス
フェイタンの意外な顔に驚きも大きいけど、それ以上に幸せを感じちゃってる。

「少しじゃなくてスゴいヤキモチ・・・・。」
「二度とその口利けないようにして欲しいか?」

そのままゆっくりフェイタンの顔が近付く

「エッチ・・・。」

こんな風に突っ込んでやると、また顔を赤くさせて恥ずかしそうに目を伏せる。


「意外な一面、発見♪」
「知らなかたか?」
「今から、知・る・の」















END











****結城さんへ****

毎度デス!
ちと遅れましたが、私から結城さんにプレゼントフォーユーでございます。
フェイタンが好きだと書いてあったので、書いてみたのですが何か知らないうちに
エロエロになってしまいました・・・・。(死
いきなりエロくてすみませんッッ><
「エロは嫌いなんじゃーボケナスがぁッッ ! ! ! 」ってな場合は躊躇せずに
ポイポイっとして下さって結構です〜(泣
こんな駄文+エロオヤジ的なフェイタンを送りつけてしまって本当に申し訳ないッス!
これが私の限界でござりまする・・・。

ではでは、今後とも仲良くしてやって下さい!という愛を込めて・・・・
ラブフォーエバー(笑








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