★☆★ ベリースペシャルサンクス ! ! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ゼロさん宅でキリ番ゲットしてしまってホントすまそ。
何てったってノブナガですから!
ゼロさん、普段ノブナガなんて書かないから大変な注文になっちまったんじゃないかと
心配しておりました・・・。
が!
私のリク通り面白い作品を作って下さって感謝感激雨霰・・・キーンッ ! ! !
おっと、コレはDr.スランプあられちゃんだった・・・・。

とととと、とにかく本当にご苦労サマでした!
そんでもって有難う御座います ! !

今度ゼロさん宅でキリゲットしたらイラストリクな野望イッパイですので
どうぞ宜しくお願いします!←もうゲットした気分・・・。

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「ぅわ」

「どうした?」

「なん…でもない」

「テメェ、切りすぎたらぶっ殺すからな」





HAIR CUT





 こういう時は一体どうしたらいいのでしょうか

 エクステ?エクステ付けるか?

 でも美容師でもない私がエクステの付け方なんてはっきりと分からないし

 まず、毛を持ってないよ。

 プロピアか、プロピアに電話したらいいのか?



 私がうんうんと唸る中、ドスのきいた声を上げながら私のことを脅し続けるのがノブナガだ。

 彼は狂ったように「切りすぎたら殺す」「切りすぎるな」と言い続けている。

 そんな緊張感の中、私はノブナガの髪を切っているのだ。

 そして、悲劇は起きた。



 テレビに夢中になりすぎた。

 この前とったK-1のビデオを見ながら髪を切っていたのだけれど

 それがアダとなったのだ。

 好きな格闘家が戦っているときってのは思わず力が入ってしまう。

 例えて言うならアレだ。

 マリオカートやってて、カーブに差し掛かったときに体が一緒に動く、みたいな

 言ってみれば、私にとっての不可抗力?



 バッサリいってしまったときに「ぅわ」だけで良かったと、本気で思う。

 「わー!きりすぎた!」とか「あああああぁあ!」とか言わなくて良かった。

 その時点で気付かれ、私はきっとあのお得意の居合い斬りでバッサリだ。

 私も彼の髪もバッサリ。

 ププ、と笑いながら必死にどうしよう、どうしようと再び考え始める。



「ねぇノブナガ」

「あぁ?」

「ど、どのくらい切って欲しかったんだっけ」

「あぁ、揃えるくらい」

「さ、際ですか」



 どうしようか、いっそこの切りすぎた髪に合わせて全部切ってやろうか

 けど、そんな勇気は勿論持ち合わせていないし

 私はまだ死にたくない。




「ノブナガァ」

「あぁ?」

「最近ね、なんか男はこうゆう髪型が流行ってるらしいっすよ」

「あっそう、まだおわらねェのか?」



 ノブナガの髪って、ノブナガに似て強くって!切るのが大変なの!とか

 わけの分からない、バレバレの言い訳でも信じてしまう(というかそれ聞いて得意になってる)彼は

 正真正銘の強化系、単純バカだと思う。



 ちなみに、さっきノブナガにみせたのはファッション雑誌の

 広告の、少しだけ長い髪の男性の写真だ。

 先ほどのように「あっそう」と流されてしまったけれど。



 誘導作戦も失敗か、とまたはさみ片手に悩み続けていると

 来て欲しくない人がやって来た。



「…ノブナガ、なにやってるか」

「フェイタン…」



 その名前の通り、フェイタンだった。

 こいつはこの状況を見てなんというか分からない。

 私は背中に冷や汗を感じつつも手で問題の場所を覆い隠すようにして

 どうにかフェイタンを追い出そうと試みる。



「髪を…切ってますが」

「… 、お前顔青いね」

「気のせい!気のせい!絶対気のせい!」



 ブンブンと両手を振ると、手で覆い隠していた問題の部分が見えてしまう。

 それを見たフェイタンはブフッと噴出して、堪えるように笑っていた。

 そんな見慣れないフェイタンの姿を見ると私まで笑ってしまいそうになる。



「ノブナガ」

「あぁ?何だフェイタン」



 私は人差し指を口にあて、必死に隠して貰うようにお願いする。



「…頑張れ」

「はぁ?!」



 ナイスフェイタン!

 ノブナガの見えないように親指をグッとたて、フェイタンに見せる。

 扉が閉まった後、フェイタンの笑い声が聞こえた。

 あの悪役っぽい笑いが。



 するとすぐにヒソカが入ってきて。

 私はあのヒソカの念を思い出し、ヒソカに事を説明し、

 髪をバンジーガムで繋げてくれるようにお願いした。

 するときもちわるいもどすんなりOKし、何事もなかったかのように髪は元に戻った。



 ホッと胸を撫で下ろし、ノブナガに終わりだと告げる。

 ヒソカにありがとう、と一言言うと「面白いから別にいいよ★」と意味の分からないことを言う。

 頭に?マークを浮かべながらもノブナガを見ると、

 彼は心配そうな顔をしながら鏡のカバーをあけようとしている

 その瞬間、ヒソカがトランプを投げたのだ。

 投げた方向は、ノブナガの髪。


 ケースを開けた瞬間に、トランプが髪を切った。

 えぇ、そりゃあもう私がうっかり切っちゃった量の何倍も。



…テメェ」

「ちょ、今のはヒソカが!って居ないし!!」



 さっきまで隣にいたヒソカはもう居なくて。

 ワナワナと怒りに震えるノブナガにヒソカがやったことを必死に説明するが

 彼には聞こえて居ない。



 ヒソカに頼んだ私が悪かったのか、否か。

 とりあえずヒソカは大嫌いだ。

 大好きなノブナガと本気鬼ごっこをしながらそう思った。







END












『6p』さまへGO!





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